オニデレ1巻レビュー



【第1幕 ヒミツな二人】 (※単行本では【ヒミツな2人】)

オニデレとは?

週刊少年サンデー2008年18号より連載開始したラブコメマンガ。
サンデー本誌の中でひとつだけ次元の違う輝きを放つ。
他のラブコメが子供だましにしか見えなくなるほど神の領域に近い。

――――ヨハネの黙示録第五節第二章より抜粋(大嘘)








「あねごが何者かわかっとるんかコラァ!!」



鬼頭のサヤ
   (通り名)

歯向かう奴は誰であろうと鬼の如き力で瞬殺。
頭のアレはレントゲンに写るとか写らないとか…
県内最強
喧嘩無敗!


「正…すまねェ。



 あいつらにバレたら困るし…
 ああでも言わねェと
 ふ…ふふ
 二人っきりには…

(苦しっ…)


「と…ところで正!
 二人っきりのうちに言っときてェ事がある」

「え?」

「もし…もし恋人同士ってバレちまったら…
 …その…そん時は…………



「あねご無事かァ!?」

 うわああ!」


「償いって言ったら変だけど……
 まァなんつ―か、



 あたしなりのワビだ」

「何をしてんの!?」


「…自分らの教室戻れ!」

「え〜やだ。
 心配だもん」

「心配…?
 ケンカで負けた事ねェあたしをか…?」

「ん―ん。



 こっそり彼氏ができそうで心配」

「ヲ―――――!?」


「ちょっ…そ…そいつに手を出すな!」

「な…なぜじゃ?
 あねご…なぜかばう?
 変…じゃのォあねご…」


「いやその〜〜
 ………
 隠してもしかたねェ…か。
 実はソイツ……あたしの大事な…大事なっ…



 武器でよ!!

「ぶき!? 男が…武器?」


「男なんざ角材と同じよ!
 叩いて折れたら不燃物!!
 あたしにとって男は人じゃねェのさ!!」


「正…あの…少しその…
 少しだけ…今だけっ…
 くっついても…いいか…?




 オラァ くっつけェ!!

「あねご!?」


◆冒頭ハシラ
 おかしな二人の新世紀恋愛喜劇。ただいま開幕です!

◆クリスタルな洋介先生より
 はじめまして! クリスタルな洋介です。
 去年描いた読切が好評だったので、連載できる事になりました。
 支えてくれた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
 一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします!

◆ラストハシラ
 次回が待ち切れない君は次のページへ!!

週刊少年サンデー2008年18号掲載 14ページ(カラー2ページ)



【第2幕 一緒に帰ろうよ】






 鬼頭衆剣兵 鈴音由那
 鬼頭衆遊撃兵遊屋三月
 鬼頭衆隠密兵秋塚百々




「ちょうど時間ももらったトコじゃし、
 どこのモンかじっくり聞くかのォ〜〜?」

「いや―!!」


「でも…二人きりで下校なんてバレないかな?」

「だから…そのためにあいつらをまいたんだ!
 見つかりゃしねェよ!



 それとも…
 あ…あたしと帰るの…
 イヤ…なのか…?」


「それにしても…
 雨でも降ってたら傘さして顔隠せるのに…」


「! そ…それって、あ…あああ相合い傘…??」

「ん? あ、そうなるね」


(雨降れ
 雨降れ
 雨降れ
 雨降れ!!



 雨、降りやがれ!!!)





「正…あたし思うんだけどよ、



 あいつら自由にしたの失敗だった!!!」

「…かもね」


「あ、ども」




「うおァ!?」


「…ずっと言いそびれてたけれど、
 もしも…恋人同士ってバレちまったら
 いっその事……」

「…あ! うん!
 いっそ開きなおって堂々とつきあおう!
 …って事でしょ?
 … わかって…る…よ…?
 …サヤ…さん?」

「もしバレちまったそん時ァ…
 いっそ……
 ……………



 おめェを殺して、あたしも死ぬ。
 カクゴ決めろよ?」


◆扉アオリ
 近づいたら大ケガする恋人…

◆扉ハシラ
 新連載! 一挙2話掲載 2話目!!

◆冒頭ハシラ
 早くも大反響!?? 前回がビミョーだった君も、読んでね

◆登場人物

◆ラストハシラ
 二人の応援よろしくね

週刊少年サンデー2008年18号掲載 14ページ



【第3幕 彼女にするなら】




「…友達のお前とトモにだけ話せる特ダネがある…」

「朝からなんだよ…」



「その前に…見たか?
 校門での惨劇!
 『鬼頭のサヤ』とは一体何者なんだ!?」

(ボクの彼女だよ…)

「そんな鬼頭の『彼氏』が誰かって特ダネ…
 知りたくないか?」


「鬼頭のサヤ!
 その彼氏はなんと…」

「あ! ちょっ…」



「熊だとか…」

「またガセ情報かよ」

「いや! ボクは信じるよ!!」

(良かった! バレてなかった!!)





「いや…いいんだけどさ…
 それより…柵の外で何してるの…?」

「ん?
 鬼頭衆落とし前『おワビバンジー』を…」

「いいよしなくて!!」




「あァ心配すんな。
 ただのバンジーじゃねェ…
 まずヒモが切れる!!

「いや、もうやめてほしいんだけど…」


「鬼頭に何をされても記事にするまで屈しないぞ!!
 あねごに関する特ダネをな…

(あねごって…)



「夏はもっぱらマグマで水浴び。
 素手で鉄球を割れる。
 ホントに鬼…」

(サヤさんをなんだと思ってんだ…)


「お互い独り身は切ないな…
 ていうか、学校でイチャイチャしなくてもいいのにな!」

(ごめん。ボク後ろの人とよく2人で屋上にいるんだ…)

「でも彼女にするならアイドルがいいなぁ…
 いや無理だけどさ!?
 絶対にね!!!」

(アイドル好きだったのか…)

「でも、正もそうだろ!?
 彼女はアイドル!」

「はぁ…」


「ボク、そういうの興味ないから」

「ん…?



 何をバカな…
 マル秘メモには、正はアイドル以外の女子には興味が無いと…」

「ガセ! それガセ!!」


「さァ あねごよォ!
 ビシっと言ってやってください!!」




「フザケた事ばっか言ってると…
 摘むぜ?」




「フザケた事ばっか言ってると…
 摘むぜ?」

「あねご!?」


◆扉アオリ
 不良ガールと手芸ボーイのミスマッチラブギャグ第2週!!

◆冒頭アオリ
 新連載2週目!

◆冒頭ハシラ
 正の前では一途で可愛いサヤ。でも、クラス内の評判は…!?

◆この作品は…
 手芸部所属の中学2年生・今元正。彼の恋人は泣く子も黙る最強の女番長・育島サヤ。
 "鬼頭のサヤ"の異名を持つサヤは、武闘派のユナ、かわいいものが好きなミヅキ、無口なモモの3人を率いる
 "鬼頭衆"のリーダーで周りから畏怖される存在。
 そのため、つきあっている事は、2人だけの絶対の秘密だ。
 普段は鬼のように恐ろしいサヤだけど、正の前では一途でかわいい女の子。
 今日も2人は、鬼頭衆や周りの目を逃れながら、
 なんとか普通のカップルと同じように過ごす事を目指すけど…!?

◆前号まで
 鬼頭衆にバレないよう、なんとか交際を続ける2人。
 でもサヤが、「もしバレちまった時はおめェを殺して、あたしも死ぬ」と宣言したものだから、
 正の緊張感は、さらにUP…!!

◆登場人物

◆ラストハシラ
 クマでもビビって逃げ出しそうな彼女だけど…正、ガンバレ!

週刊少年サンデー2008年19号掲載 14ページ



【第4幕 「サヤ」って呼んで!】







「その…さんづけやめろ!!
 か、か…彼女にさんづけって、
 …ありえねェだろっ!」




「…1回でもいいからよ…
 正に…かっ…彼女として…
 『サヤ』って呼ばれてェんだよっ…」


「ち…ちくしょォ
 サヤぁ〜〜〜!」









「あねごを誰じゃと思っとるんじゃ…!?
 『鬼頭のサヤ』!
 呼び捨てにしていいような漢じゃないわ!!」

「…いや女だ」




「サヤ様」

「正!?」


「サヤさんごめん!!
 今から言うから、…聞いてて」

「正…」



「ボス ゲ〜〜ットじゃ!
 フハハハ!
 アタシの勝ち〜〜!!」


「おう! そうか!
 じゃあ…帰っていいぞ」

「あねご!?」

「もうっ…おめェらもハケろ!!
 あっ…あたしは今忙しいんだ!!」



(せっかく正が……

『…サヤ』

 …って呼ぶとこだったのに…!!)

(…だいぶイライラしてるな…)


「あんた、意外といい女だな! サヤ」



「おめェに呼ばれてェワケじゃねェ!!!」

「あねご!?」


「正…すまねェ!



 ワビてもワビきれねェ…」

「うォ――――!
 スト――ップ!!」

「ブザマな声なんざひとつもあげねェよ」

「やめてくれホント!!
 おワビシリーズ全部!!!」




「―――ホント、
 かわいいね。サヤは…」




「うれじい゛…」

「サヤさん!?」


◆扉ハシラ
 噂のミスマッチラブギャグ第4回!!

◆冒頭ハシラ
 正の愛するサヤは、他校の不良にも大人気なようで…!?

◆前号まで
 手芸部所属の中学2年生・今元 正の恋人は、最強不良少女の育島 サヤ。
 サヤは、泣く子も黙る不良集団"鬼頭衆"を率いる女番長であるため立場上、
 つきあっている事は2人だけの秘密!
 今日も2人は周囲の目を逃れつつ、普通のカップルと同じように過ごす事を目指すけど…!?

◆登場人物

◆ラストハシラ
 百戦錬磨のサヤも、正の一言には撃沈です!!

週刊少年サンデー2008年20号掲載 14ページ



【第5幕 おいしい?】










「どうした?
 …そういやミヅキも弁当食ってすぐ…」

「いやっ!
 目まいがしただけじゃのォ!」

(な…なんじゃこの苦しさは…!?
 あの時の毒より…はるかに上…!!!)

「あ、ところで味は――…
 ど…どうだ?」

(あ、あねごが作った弁当…
 そうか!
 これに耐えられん奴は鬼頭衆にはいらんのじゃ!
 まっ…負けるかのォ――――!!!)

う…うまっうままっ…



 うま…いのォ…」

(2人目――!
 サヤさん! その弁当ヤバイよ!!)


「すまねェ 正…
 た、正のために作ったのに…
 あいつらつまんじまって」

「うん大丈夫。
 一部始終見てたから…」



「で、でも味は保証つきだぜ?」

「アリガトウ サヤサン」


(………ん?
 味が無い?
 しょっぱくも甘くも…
 辛くもないぞ?
 これなら別に…
 食べるだけなら。




 大じょ… !!!




「あ、お茶もあるぜ?」

「ぜひください!」







(ボクの身体よ…もう少しだ。
 もう少しだけなんだ。
 この子にひとことだけ
 ひとことだけ伝える…
 その時までもってくれ…!)

「う…うまかった?」



「ごチソうサま。
 おイシかッタヨ」


(もう…いいよ。



 ありがとう。
 ボクの身体………)


◆扉ハシラ
 不良ガールと手芸ボーイのミスマッチラブギャグ第5幕!

◆冒頭ハシラ
 普通のカップルがやっているような事をしてみたいサヤ。その鞄から弁当箱2つ。これはもしや…!!

◆前号まで
 手芸部所属の中学2年生・今元 正の恋人は、最強不良少女の育島 サヤ。
 サヤは、泣く子も黙る不良集団"鬼頭衆"を率いる女番長であるため立場上、
 つきあっている事は2人だけの秘密!
 今日も2人は周囲の目を逃れつつ、普通のカップルと同じように過ごす事を目指すけど…!?

◆登場人物

◆ラストハシラ
 恋人を悲しませないように、彼氏として弁当と戦い抜いた正。やっぱりサヤとの恋は命がけだね!

週刊少年サンデー2008年21・22合併号掲載 14ページ



【第6幕 ハニー・ダーリンの間柄】







「人質を無事に返してほしかったら無抵抗でいろ!!」




「オウ」

(返事だけ!!)


「人質きかねェ―――!!!」

(ヤンキ―には容赦ないなぁ…)




「くっ…来るな―!!
 コイツがどうなってもいいのか!?」

「え――!?」




「やらんならアタシがもらうのォ」

「いや! ちょっ! 待てェ!!」

「1秒じゃのォ! 2人で1秒!」

「人質ごと倒す気じゃねェか!!」


「ま…まさか、
 あの鬼頭がオレっちにホレたんじゃ…」


「ふへへ! ど―したよ鬼頭!
 殴らねェのかよ――!?


 来れるモンなら来てみなよ!
 ハニィ―――――



「マジ死ね!!!」


「正にさえ…ハニ―って言われた事ねェのに…
 知らねェ男に言われちまった…」

「ん?」

「あたし汚されちまった…」

「はい!?」

「ごめん正…
 うっ…うえっ…ごめん…
 あうっ…ふうぅっ…」

「あの…そんなの…
 ホントになんでもない事だと思うよ!?
 だ…だいたい『ハニ―』なんて言われたってさ…



 嬉しくも…
 えぇ―――!?」





「そうだっ…
 鬼頭が2度と外を歩けねェような…
 恥ずかしい写真を撮ってやるぜ!!」

(な!?)

「さっきダマされたお返しだぜェ〜」


「やめろ!
 おいっ…女の子に何を!?」




「やめっ……!!
 やめろ―!!
 サヤさん起きて!! サヤさん…


 サヤさ……っ!

 (起きて!)

 マイ・スイ―ト・ハニ―――――!!!





「汚されちまったあたしに…
 マイ・スイ―ト・ハニ―なんて言ってくれるのかよ…?」

「だからソレ気にしすぎで… しかもスイ―トってヤケクソで言ったし

「正は! 優しすぎんだ!!
 そんなだったらあたしは…もっともっと…甘えちまうぜ…?



 ダ…ダ、ダ、ダ
 ダ―リン…


「…!
 ハ、ハニ―…

ダ―リン…!

ハニ―…!

ダ―リン

「は…ハニ―!


◆扉ハシラ
 ←マジで人気な噂のミスマッチラブギャグ!!→

◆冒頭ハシラ
 公然とつきあうカップルに憧れてるサヤ。今回、サヤが正と一緒にやってみたいと思った事は…!?

◆前号まで
 手芸部所属の中学2年生・今元 正の恋人は、最強不良少女の育島 サヤ。
 サヤは、泣く子も黙る不良集団"鬼頭衆"を率いる女番長であるため立場上、
 つきあっている事は2人だけの秘密!
 今日も2人は周囲の目を逃れつつ、普通のカップルと同じように過ごす事を目指すけど…!?

◆登場人物

◆ラストハシラ
 2人の愛がヤンキーを倒した! …というより、サヤがの愛の力の巻き添えになったヤンキーに合掌…

週刊少年サンデー2008年23号掲載 14ページ



【第7幕 雄雄しいか?】




「き、気にしないで続けましょ?
 そうだ! アレ、いっとく?」

「うん!」

「一つの糸に」
「一つの愛をこめて!」



「一糸一愛――!!」

(毎回思うけどなんだコレ?)





「バイトくらいい―じゃん」


「隠し事がいかんのォ!



 隠し事は雄々しくない!
 のォ!? あねご!!」

う…うん…ソウダネ…


「正くんて…女の子みたいね!」

「よく言われます」



「じゃあ正くんと結婚して、
 家事とか全部任せちゃおうかな?」

「え!?」

「あは! 家事全部やってくれるならあたしとも結婚して――?」

「じゃあたしも〜」


「ま、またカベにヒビが…!」

「だ…大丈夫だよ部長!」

「正くん…いざという時は…た、助けて…ね?」

「あ…う、うん」








「ま、こん中で一番雄々しくないのは、
 そこのメガネじゃがのォ。
 女と固まって震えとる…全く情けない!」

「そいつは違うぜユナ」

「あね…ん?
 あ…あねご…?」

(サヤさんまで震えてる!)

「身を挺して女を守る…なんざ、
 雄々しくなけりゃできやしねェよ…
 あたしと同じで雄々しくな〜〜」

(いろいろと無理してるっぽい!)

「なるほどのォ…そこまで深く考えとるとは! ふるえて力説するわけじゃのォ
 ふ―むさすが…



 あねご――――――――!?」

(サヤさ―――ん!!)


「サヤさん…」

「正…
 たのむから正直に答えてくれ………



 雄々しい女は…イ、イヤか…?」

「………う―ん…どうかな、
 わかんないけど…
 少なくとも女の子らしい人は好きだよ。
 だって…



 2人きりだとサヤさん…す―っごく女の子らしいから」


◆扉ハシラ
 新規読者熱烈歓迎! 噂のミスマッチカップルギャグ!!

◆冒頭ハシラ
 日々、サヤとの慌ただしい恋愛に奮闘する正くん。今日は仲間たちと、ゆったり部活動中ですが…!?

◆前号まで
 手芸部所属の中学2年生・今元 正の恋人は、最強不良少女の育島 サヤ。
 サヤは、泣く子も黙る不良集団"鬼頭衆"を率いる女番長であるため立場上、
 つきあっている事は2人だけの秘密!
 今日も2人は周囲の目を逃れつつ、普通のカップルと同じように過ごす事を目指すけど…!?

◆登場人物

◆ラストハシラ
 「女の子みたい」と手芸部員に言われる正も、2人きりだと男らしい!! やっぱりナイスカップルです!

週刊少年サンデー2008年24号掲載 14ページ



【第8幕 鋼鉄 VS. 鬼頭】




「あねごォ――!
 あねご宛に果たし状が届いとったのォ!!」





『鬼頭のサヤへ
 春、桜散り
 鬼、命散る
 我、茨城王なり』


「茨城王じゃとォ!?
 まさか…『鋼鉄の水戸』か!?」

「は?」

「知らんのかあねご!?」

鋼鉄の水戸

鋼の如きその体躯
銀色に輝く
その鉄仮面の下は
誰も見た事がない…

「茨城最強の不良じゃのォ! アタシもコイツと遊んでみたかったんじゃのォォォ

「はァ―」





「ユナ…もっかい鋼鉄の水戸の特徴教えろ」

「鋼の如きその体躯…」

「そうじゃねェ!
 外見だ外見!」



「鉄パイプを被っとる」

(あいつに間違いねェ…)




(鋼鉄の水戸だかなんだか知らねぇが…
 あたしと正のジャマしただけじゃなく…
 正と一緒に昼メシ食ってやがる…!
 こっちゃあ 朝からソレ楽しみにしてたんだぞ!!!)


「まさに『カワイイ女の子』かな。
 2人だと」


「可愛い女か…
 まさに我が討たんとする女と真逆だな」

「討つ…?」

「左様! 我の敵なり!



 なにやら女だてらに熊と恋仲で、
 溶岩を物ともせず鉄を砕く猛者とか」

(どっかで聞いたような…)


「その恋仲…
 他はどの様な?」

「え―と…
 人前だと最強! って感じなのに、
 2人きりだと傷つきやすくてすぐ泣いちゃって…
 いや…泣かせちゃってるのかな?
 なんか…あはは。
 ホント守ってあげたくなるっていうか―…
 ボクより強いんだけどね」

「フフ…愛しておるのだな」

「いやっ あははは!」


「常陸號! ハイヨ―!!



 ぅ我は茨城王!
 『鋼鉄の水戸』なり!!
 鬼頭のサヤを討たんとするべく参上した―っ!!」

(果たし状の差出人この人!?)


(そんな…サヤさんが苦戦してる!?)

(ち…ちからが入らねェ…



 ま…守ってくれんのか?
 あたしを…??
 正ぃ…)


「フフ…昼休み終了まであと5分!
 その前にお主を…」



「食う時間がねェ―――
 だろォ―が!!!」

「どォアアア!?」

「水戸さ―――ん!」





◆扉ハシラ
 不良ガールLove手芸ボーイ! 噂のミスマッチギャグ!!

◆冒頭ハシラ
 正と一緒にいる時間が一番大切なサヤ。でも、"県内最強"なだけに、不良達に構われるばかりで…!?

◆前号まで
 中学2年生・今元 正の恋人は、最強不良少女の育島サヤ。
 誰にも秘密でつきあっている2人は周囲の目を逃れつつ、
 普通のカップルと同じように過ごす事を目指すけど…!?

◆登場人物

◆ラストハシラ
 再戦を誓い、茨城へ帰った水戸。次は、お土産買ってきてね! 次号、サヤに弱点判明!?

週刊少年サンデー2008年25号掲載 14ページ



【第9幕 怖かった…】 (※単行本では【白い悪魔】)




「そんな奴シメとる場合じゃないのォ!
 アタシらのナワバリが…荒らされとるんじゃ!」




「ほっとけ」


「ナワバリに悪魔が…悪魔が…!!」

(あのサヤさんがおびえてる…!!?
 悪魔って、一体どんな人がナワバリを荒らしたんだ!?)



鬼頭衆(あいつら)おいて逃げてきちまった…
 戻らなねェと…ううっ…
 でも怖くて1人じゃ戻れねェよォ…!
 正…お願いだ一緒に…虹ノ瀬公園までついてきて…」


(ボクと一緒に行ったら恋人同士ってバレるかもしれない!
 でも…仕方ない! この状況じゃ…)

「今…思い出しても寒気がする…
 不気味な真っ白い顔!
 あっ…あたししか狙ってこねェ眼光!
 それで…それで…」

「サヤさん! もういいから!」



「4本足で追ってくる!!」

「もうっ…」

(4本足…???)


「あっ…ああっ!



 悪魔ぁ――――!!!」

「ちょっ息がっ…!」




「…ってか、サヤさんて犬が苦手なの?」


(県内最強の不良がまさか犬を怖がるとは…)


「すっ…すす…すげェ!
 正…触れただけで…あの悪魔を追い払った!
 正っ! ホントにすげェ!!」

「うん…ありがとう」

「正がいれば怖くねェ!
 やっぱり正は頼れる彼氏だぜ!」



(サヤさんとつきあって3か月。
 こんなに頼られるのは は…初めてだ…!!)




「正が喰われちまう!!」


(イヤだ! そんなの絶対にイヤだ!!)

「うっ…ううっ…!
 ただし――――――――!!
 しゃがんで…!」







「はっ…はっ…正っ…ふぐっ…



 怖かったよ――――――――!!!」

きっと犬も…そしてボクも同じ気持ちだよサヤさん…


◆扉ハシラ
 新規読者熱烈歓迎! 噂のミスマッチラブギャグ!!

◆冒頭ハシラ
 大好きな彼氏(ただし)と一緒に帰りたくて、こっそり待ってる可愛い彼女(サヤ)。でもやっぱり邪魔が入って…!?

◆前号まで
 手芸部所属の中学2年生・今元 正の恋人は、最強不良少女の育島 サヤ。
 サヤは、泣く子も黙る不良集団"鬼頭衆"を率いる女番長であるため立場上、
 つきあっている事は2人だけの秘密!
 今日も2人は周囲の目を逃れつつ、普通のカップルと同じように過ごす事を目指すけど…!?

◆登場人物

◆ラストハシラ
 犬が怖くて泣いちゃうような、か弱い乙女な一面も持っているサヤでした! あくまで一面だけど…

週刊少年サンデー2008年26号掲載 14ページ



【第10幕 オレンジの毛糸玉】




(今月の毛糸玉占い。
 オレンジの毛糸玉は『思わぬご褒美あり』…か)

「お、今日偶然もってる」




「な…なにこれ!?」

「やった! これは凄い特ダネだ―!
 おお! 正!
 この教室の荒らされ具合を見ろ!
 特ダネだぞ!!



 平和な教室を壊滅させる悪!
 まさしくこれは鬼頭のサヤの仕業に違いない!」





(いくら周りから不良って恐れられてても…
 サヤさんが意味もなく教室を荒らすワケない!!
 ボクは誰より信じてるよ!
 たとえみんなが疑ってもボクはサヤさんの味方だ!)


「今朝は最悪だったぜ…



 朝からあの悪魔に追われて…
 しまいにゃ教室までついてきやがった…」

(サヤさんだった―!!!)


「そ―いや、そん時教室散らかしちまったような気ィしたけど…
 いつの間にかキレ―になってたな」

「不思議だね―…
 なんかボク疲れてきたから先に戻ってるね…」

「おう」








「正! あたしの悪ィとこあったら言ってくれ!
 全部直す!
 一緒にいても疲れねェ女になる!
 そ…そうだ!



 ワビさせてくれよ!
 そうすりゃ正も納得するだろ!?
 斬ってよし突いてよしだ!
 さァ正!」


「虎穴に入らずんば虎子を得ず!
 ついに悪事・恐喝の瞬間を収めたり!!
 ぼ…暴力には屈しないぞ! 屈し…
 すすすすいませごめんなさ―――い!




 鬼頭さんの悪事…
 い、いえカッコイイ悪の姿を校内新聞のスク―プ記事にと思ったんですが…
 シャ、シャレでね!?
 もちろん今すぐデ―タとか消しますよ!?
 シャレですもん!」


「たっ…正!?」

「あ…正くんはその…



 鬼頭さんが悪事を働くたびに、
 その痕跡を消し続けてたんですよ!」


(正があたしの事を想ってずっと頑張ってくれてたのに…
 その事に気づかねェどころか、あたしの方が正の気持ちを疑っちまうなんて…)

「正…ゆ…許してもらえねェかもしれねェけど…
 そ、その…



 かばってくれて…ありがとう…


◆扉ハシラ
 話題騒然! 超ミスマッチカップルのラブリーギャグ!!

◆冒頭ハシラ
 晴れた朝。運勢は好調で、すばらしい一日が始まる予感の正くん! でも、教室がグチャグチャ…!!?

◆前号まで
 手芸部所属の中学2年生・今元 正の恋人は、最強不良少女の育島 サヤ。
 サヤは、泣く子も黙る不良集団"鬼頭衆"を率いる女番長であるため立場上、
 つきあっている事は2人だけの秘密!
 今日も2人は周囲の目を逃れつつ、普通のカップルと同じように過ごす事を目指すけど…!?

◆登場人物

◆ラストハシラ
 大切な人のために頑張れる正の強い気持ちは、サヤにしっかり届いたみたい★ 次号はCカラーだよ!!

週刊少年サンデー2008年27号掲載 14ページ



【第11幕 正義登場!】




「不良は…全て更生すべし!
 そこまでだ鬼頭くん!
 悪業、悪業、また悪業…もはや捨ておく事はできない!



 それ以上の悪業は…私が許さん!!」


「会長を知らないのか正!?



 虹ノ瀬中学校生徒会長正義の木下!
 生徒会の仕事そっちのけで不良更生に命懸けとか!」

「ご声援どうも!」

(うちの学校どうなってるんだ…)


「『鬼頭のサヤ』県内最強の女番長…その君に質問したい。
 だんまりか!? いいだろう。
 昨日の正午になぜ…



 正くんを屋上に呼び出していたのだ!?」

「ブフォ――――――――!!」


「ゴマかすんじゃない!



 毒のような黒い物を正くんに食べさせていただろう!」

「表出な!」


「君は正くんをイジメてるな?
 イジメは正義に反する…最悪な行為だ!」


「私はこれまでのべ999人の不良を更生してきた!
 サヤくん! キミを1000人目の更生へと導く!!
 まずはそのいかがわしい金髪を…更生執行する!!」



"木下流構成術" 大和黒髪!


(やっぱり…みんなから見ると、サヤさんにイジメられてるみたいに見えるのか…?
 あ…こりゃ当然か!
 でも…ゴマかしのせいで、サヤさんがボクをイジメてるって思われるのは…
 彼氏としては納得できない―――!!)


「正! 言っとくがよォ。
 あたし…べ、別に正をイジメてなんか…」

「なに言ってるんだよ!
 そんなのわかってる!」



「む…むしろあたしは正によくよく気絶させられてんだぞ!
 正の言葉は千発のパンチよか効いちまう!
 とてもじゃねェがかわしきれねェ!
 …そ、それに…かわす気もねェ。
 あたしの方が正にイジメられてんだぞ…

「サヤさん…」


「ん!? どうしててめェがここに来れるんだ!?
 あいつらが簡単に帰すワケねェ!」

「あいつら……?
 ああ…鬼頭衆のことかい…
 彼女たちはすでに…更生執行済みさ」





「正くん…キミならこの更生図をわかってくれるだろう?」

「なんでボクに聞くの?」



「正くんはまさに男子更生図の模範的な生徒だからね」

(ボクがいる!!!)


「なんだコイツ…」

「さっきもそうじゃがコイツ!
 いっくら攻撃しても…傷ひとつつかんのじゃのォ!!」

「私は"正義"だ。悪の力で私は倒せん。
 私が正義の心を持つ限り…私は不死身(アンデッド)だ!!」

(なんだこの人!?)





◆扉アオリ
 毎日、ハラハラしながらもアツアツなサヤと正に
 これでもかと水を差しまくる究極のジャマ者がやって来る!!

◆冒頭ハシラ
 おかしな2人のミスマッチラブリーギャグ! 風雲急の1幕!!

◆冒頭ハシラ
 大人気感謝&新規読者歓迎Cカラー!!

◆冒頭ハシラ
 サヤと正、お約束のゴマかし中。だがドアの向こうから、2人を見つめる怪しい影が…! 誰だ――!!?

◆前号まで
 手芸部所属の中学2年生・今元 正の恋人は、最強不良少女の育島 サヤ。
 サヤは、泣く子も黙る不良集団"鬼頭衆"を率いる女番長であるため立場上、
 つきあっている事は2人だけの秘密!
 今日も2人は周囲の目を逃れつつ、普通のカップルと同じように過ごす事を目指すけど…!?

◆登場人物

◆ラストハシラ
 鬼頭衆をも圧倒する正義の男・木下は、2人にとっても最強のジャマ者になりそう!? 次号も来る!

週刊少年サンデー2008年28号掲載 16ページ(カラー2ページ)



【第12幕 逆襲の会長】




「最近…我が虹ノ瀬中学校が物騒です。
 他校の不良生徒の乱入。
 校内の壁や屋上の破損。



 これらはすべて『鬼頭のサヤ』くんによるものです!」

「な!?」

(…ってだいたい当たってるんだけどさ…)





「ついでだ!
 完全更生させて頂こう!



 うむ! まさに全国共通更生図にうり2つ!」

(ボクが2人!!)



「こっ…こんな奴がいるなんて聞いてねェぞ!
 3人全員更生させられちまった!」

「ちょっとまって!
 それ、ボクも人数に入ってない?」


「あねご…すまんのォ…



 鬼頭衆のメンツ…
 丸つぶれじゃのォ!」

「おろせ」





「あ! モモちゃん?
 ピヨ―タDEティッシュ配り虹ノ瀬町支店の店長だけど。
 さっき生徒会長の木下って人から…
 『うちの学校ではバイトは禁止です!』
 …って連絡入って、
 モモちゃん本当にいい子なんだけど規則なら…ね」





「愚かな…
 暴力では何も解決しないが、いいだろう!
 君達の土俵で戦ってあげよう!



 私を…生徒会を倒せるか!?
 生徒会執行部集結の時だ!」


「鈴音我流剣 天地分断!」

「クマピコハンマ―本気モ―ド!」



「鬼頭衆連繋技!
 三叉斬り!」


「なんでコイツ傷ひとつつかんのじゃ…」

「私は正義…正義は不滅!
 私が正義でいる限り…



 私は不死身(アンデッド)だ!」

(こわ!!)


「会長…言い忘れてましたけど…
 今朝の演説に関して、
 近隣の住民からうるさかったとクレ―ムが来てます。
 仮にも生徒会長なんですから、



 人の迷惑になる事はやめてください」

「そんなの正義じゃなァ――――い!!」


◆扉ハシラ
 まったりしていて、それでいてしつこくないカップルラブギャグ!

◆冒頭ハシラ
 サヤと正と鬼頭衆の平和な朝を、大演説がかき乱す! 最凶生徒会長・正義の木下の仕業だ――っ!!

◆前号まで
 手芸部所属の中学2年生・今元 正の恋人は、最強不良少女の育島 サヤ。
 サヤは、泣く子も黙る不良集団"鬼頭衆"を率いる女番長であるため立場上、
 つきあっている事は2人だけの秘密!
 今日も2人は周囲の目を逃れつつ、普通のカップルと同じように過ごす事を目指すけど…!?

◆登場人物

◆ラストハシラ
 また自滅した…けど、ついにユナ以外の鬼頭衆とも前面対立の会長! そして次号、衝撃の事態へ!!

週刊少年サンデー2008年29号掲載 14ページ



【第13幕 ずっと続くと思ってた】




(ん……毎日? ………)

「あねご…ふと思ったんじゃがのォ」

「ん!? なんだ!?」

(ゴマかしきれたか…)




「な―――――んで
 このメガネばっかし毎日シメるんかのォ?」

(キャ―――!!)


「え…そ―なの!?」

「なんじゃ!
 気づかなかったんかのォ!」



「違くて…
 そんな事に今ごろ気づいたの?
 …って意味。おそすぎだしにぶすぎ


「む! またかサヤくん…!



 な――――んで
 正くんばっかりイジメるんだ!?」

(ヒィ―――!)


「正は…どう思ってるか
 こ…怖くて聞けねェけど、あたしは…
 なんだかんだ言ってずっと…
 ずっとこんな日が続けばいいと思ってる。
 バレねェように2人で隠れたりゴマかしたり、
 …本当にヒヤヒヤする事ばっかだけどよ。



 今…こうして正の隣にいるのが、
 あたし…幸せで幸せでたまらねェんだ







「生徒会へようこそ!」

「えェ!?」


「その腕章…!
 メガネ! お前は生徒会の回しモンじゃったんじゃのォ〜〜!!!
 あねごがメガネをシメとったのも…

「お…お前ら?」

 会長が率いる生徒会の1人じゃったからか…!
 生徒会副会長“今元 正”…顔も名前も覚えたのォ!



 本日この場よりお前を…
 鬼頭衆は敵と見なす!!


◆今回の爆笑一コマ




◆扉ハシラ
 2人の関係に激震が走る! 大波乱の1幕!!

◆冒頭ハシラ
 すっかりおなじみとなったゴマかしの光景。だが今、ついに禁断のツッコミが入ってしまったぞ!!!

◆前号まで
 手芸部所属の中学2年生・今元 正の恋人は、最強不良少女の育島 サヤ。
 サヤは、泣く子も黙る不良集団"鬼頭衆"を率いる女番長であるため立場上、
 つきあっている事は2人だけの秘密!
 今日も2人は周囲の目を逃れつつ、普通のカップルと同じように過ごす事を目指すけど…!?

◆登場人物

◆ラストハシラ
 恋人同士とバレた!! …わけではないけど、それ以上に面倒くさい展開に!? 2人の恋はどーなるの!?

週刊少年サンデー2008年30号掲載 14ページ